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新しい氣を迎える
新しい氣を迎える_c0031466_17443587.jpg今日は大晦日。
新しい年を迎えるための準備で、
1日を過ごしています。

このような作業は、
始めるまでがおっくうですが、
いざやり始めると結構楽しいものです。

木の床をお米のとぎ汁で磨く。
取れにくい汚れは、研磨スポンジで落とす。
椅子の足の緩衝剤を、新しいものに変える。
緩んでいるとってや、テーブルを絞め直す。
玄関を掃き清めて、
薪を入れるなどなど。

掃除は、新しい氣を取り込むための
最も簡単で確実な方法。

クリヤーになったスペースに、
新しいエネルギーが入って来るのです。

おせち料理の準備もできているようだし、
これから年越しそばを食べて、
家族で年末のテレビ見ます。

皆様、良いお年をお迎えください。
志賀から新鮮な氣をお送りします。
# by yoji_iwata | 2005-12-31 17:49

苦しみの意味
苦しみの意味_c0031466_102033100.jpg
なぜこんなに苦しまなければならないのか。
どうしたら、この苦しみがなくなるのか。

もし、自分の中にわき起こってくる感情の、
源を静かに見つめることが出来るなら、
根っこに、なにがあるかを見いだすでしょう。

「私は、苦しむ必要なんてないんだ。」
「苦しみなんていらない。」

この強い否定の感情が、
苦しみをさらに深いものにしています。

世界は今苦しんでいます。
そして、どうすれば苦しみがなくなるかを、
探し求めています。

その根っこにあるものは、

「私たちは、苦しむ必要なんてないんだ。」
「苦しみなんていらない。」

この強い否定の感情が、
苦しみをさらに深いものにしているのです。

しかし、私たちが成長していくためには、
それは、通っていくべきみち。
何かが間違っているために、苦しんでいるのではなく、
何かが悪いために、苦しんでいるのではなく、
それが道なのです。

このように思ったとして、
苦しみがなくなるわけではありませんが、
それを受け入れることによって、
ただ、受け入れることによって、
はじめてそれを越えていくことが出来ます。
それが道なのです。

自分の中にどんな否定の気持ちがあるのか、
それを静かに見つめながら、
ゆっくりと、ひとつずつ、
否定の刺を落としていきましょう。

頭の中で叫ぶ声があります。
「けれど、このようになったのは...」
その声を優しく見つめながら、
ゆっくりと、ひとつずつ、
否定の刺を落としていきましょう。

ただ、そのまま。
そこにあるものを、そのまますべて。

苦しみに関する大きなパラドックスは、
「苦しみから抜けていくためには、
苦しみに対して、YESということ。」
# by yoji_iwata | 2005-12-29 10:13

エデンの秘密
エデンの秘密_c0031466_14592222.jpg自我がなくなれば、苦しみはなくなる。
これは、仏教の教えの中心だと思います。

これと同じようなテーマを、
私は聖書の中にも見ます。
それは、皆さんご存知の「エデンの園」の話し。
アダムとイブが出てくる、あの話しです。

この話しは実に興味深く、
簡単に読み流すと、
大切なところを見過ごすので、
ゆっくりと味わってみましょう。

聖書は「創世記」から始まります。
6日間で世界を創造した神は、7日目に休まれました。
その後、神は東の方に「エデンの園」を設けられます。
これが今日の舞台です。

エデンの園とは楽園です。
楽園というのは、「苦しみのない状態」と言えるでしょう。
皆が幸せに暮らしていたのです。

ところが、その楽園で大きな事件が起こるのです。
エデンの園には、一つだけ守るべき大切なルールが存在していました。
それは、園の中央にある、善悪の知識の木の実を食べてはならない、というものでした。

皆さん、既にこの時点で、一つの結末を予想されるでしょう。
昔話だってなんだって、見てはいけない、してはいけないと言われているもので、
最後まで見なかった、やらなかったなんてものはないからです。

「そんなルールを設定するくらいなら、
最初からそこに木を植えなければ良かったじゃないか。」
「神様は、どうしてルールを守れる人間を作らなかったのか。」

おっしゃりたいことも色々あるでしょう。
しかし、ここはぐっと我慢して、先に進むことにしましょう。

結論からいきますと、
善悪の知識の実を食べてしまった、アダムとイブは、
楽園を追放されるのです。

私は「エデンの園」とは、
人間がまだ、今のような意識を持つ前の状態、
言うならば、まだおさるさんの意識であったころを表現しているのだと思います。

そのころ、まだ私たちは、
起こってくる出来事に「良い」とか「悪い」というラベルを貼ることをしませんでした。
なぜなら、考えるということがなかったですから。
あるいは、「自我」がなかったからです。

自我ない状態とは、エデンの園をさします。
それは、苦しみのない場所なのです。

しかしながら進化のプロセスで、
人がおさるさんからホモサピエンスへと進化していく中で、
人は考えることを始めたのです。
それは、「自我」の誕生です。

人が考えることを始めたと言いますが、
正確にはそれは、人が選択したのではなく、
もっと大きないのちからの促しがあってのことでしょう。
なるほど、知識の木を植えたのは神なのです。

実は、この知識の実を食べたのは、
「アダム」と「イブ」ではありません。
その時は、まだそのような名前で呼ばれていなかったのです。
名前はありませんでした。
ただ、「人」と「助け手」と聖書には記されています。

知識の実を食べたときに、
3つのことが起こりました。

一つ目は、
「人」と「助け手」が初めて、
自分が男であり、女であることを知ったのです。
彼らは恥ずかしいと感じ、イチジクの葉で衣服を作りました。
それまで、彼らは素っ裸だったのですから。

二つ目は、彼らに名前ができたということです。
「アダム」と「イブ」です。

三つ目は、もはや楽園にはおれなくなったということです。

このことは、それぞれ次のように考えられます。

自我が生まれたと同時に、
それまで一つだった世界に分離が発生します。
彼らは初めて、自分が相手とは違うということを知ります。

自我が生まれたと同時に、
自分に、そして相手を、「ラベル」を通して、見るようになります。
「アダム」というラベル。そして「イブ」というラベル。
そのラベルを、存在そのものであるとしてしまうのです。
もはやエデンの園は見えなくなります。
「エデンの園」というラベルを理解出来るだけです。

結果として、自我が生まれたと同時に、
エデンの園にはおれなくなります。
自我の特徴である、「分離」と「ラベル貼り」によって、
エデンの園から離れざるを得ないのです。
このようにして、「自我」が生まれ、
そこから「苦しみ」が始まります。

エデンの園を追放されたのは、アダムとエバ、
つまり人間だけです。
その他の動植物は、今でもエデンの園にいるのです。
だから、今日にいたるまで、
動植物は、いまここを生きているのです。
悩んでいる「さる」を見たことがありますか?

さて、このようにして、楽園にはおれなくなった私たちですが、
一つの希望も記されていることを書いておきましょう。

エデンの園の中央には、
善悪の知識の木の他に、
もう一本大切な木が生えていました。
いのちの木です。

そのいのちの木は、いまだエデンの園の中に存在しています。
私たちの旅は、エデンの園から出て行くところに始まって、
いのちの木の実をいただく、
すなわち自我を得て、苦しみが始まり、
自我を越え、苦しみから解放される方へと続いているのです。

いのちの木は、
『ケルビムと輪を描いて回る炎の剣』によって守られています。
これは、自我がどれほど強固であるかを表しています。
そこへ至る道は簡単ではないでしょう。

しかしながら、希望がはっきりと記されているのです。
希望はあるのだろうかなどというあいまいなものではなく、
希望はあるのです。
ただ、それを「観る」ことが出来るかどうか、
それが私たちの課題です。
# by yoji_iwata | 2005-12-28 15:00

あらしのよるに
あらしのよるに_c0031466_14414917.gif強い嵐が森をかき回していた。
いや、かき回されたのは、森だけではなかった。
2匹の動物の運命も、ある抗し難い力によって、
不思議な縁へと導かれていった。

昨夜クリスマスの晩に、私の両親が、
子供たちに「あらしのよるに」のシリーズ6巻を
プレゼントしてくれました。

しかし、いまその本は
私の書斎の机の上にあります。
面白い!
第1巻から始まって、
6巻まで、ぐんぐん惹き付けられながら、
読んでしまいます。

物語については、なにも話しをしない方がいいでしょう。
真っ白な状態で、1巻から読まれることをお勧めします。

物語の中では、自然の力が実に見事に描かれていて、
時に優しく、時に残酷に、
けれどずっと深いところでは、
美しく、
働いているのを感じます。

物語を読んでいると、状況が浮かび上がってくるので、
臨場感を楽しみながら、
はらはら、どきどき、
読まれるといいでしょう。

簡単に感想を話すよりは、
しばらくそのまま心の中にとどめておきたい、
そしてゆっくり味わってみたい、
そんな絵本です。

是非、出会ってみて下さい。
# by yoji_iwata | 2005-12-26 15:10

人口減少に思うこと(希望)
人口減少に思うこと(希望)_c0031466_14314629.jpg日本の人口が減少に転じた。朝日新聞の朝刊には、「人口の自然現象は日本史始まって以来初めて」と書かれていた。現在予想されている数字では、2050年に1億人、そして2100年には6400万人に人口が半減するとのこと。

社会保障、経済市場、雇用や財政など、見直していかなければならないことは多いだろう。しかし、その中で大切なことを忘れてはならないと思う。

多くの人の意識は、どうすれば人口減少に歯止めがかけられるのか、また人口が少なくなった時の社会制度をどうするかということに向かっている。それらは大切なことだと思う。しかし、一番大切なことではない。

私には、人口減少の課題は、ターミナルケアの課題と重なって映る。ともすれば意識は、いかに延命するか、また今後どのような医療体制を整えるかということに100%取られてしまう。そのなかで、「生きるとは一体なんなのか」という根源的な問いかけに十分向かい合う機会のないままに、生を終えることも多い。

何かがなくなるところには、大きな可能性が存在する。それは、なくならないものが一体なんであるかを、経験できる可能性だ。形あるものは、全て過ぎ行く。しかし、過ぎ行かないものがある。十牛図の第八図「円相」は、これを描いている。

もし私たちが、どのみち消え行くものに対してしがみついているのであれば、そこには大きな苦しみがある。しかし、円相の中に入っていくことが出来るのであれば、それこそ「日本史始まって以来初めて」の、喜びや豊かさを経験出来る機会となるだろう。

これは、私自身が深めていきたいことである。また私にとって、消えることのない希望でもある。
# by yoji_iwata | 2005-12-23 14:07


現代のMonkが書き記す、日々の生活を深める為のヒント。

by yoji_iwata
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