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がんばれ!お父さん
皆さん知っておられますか?

人間を含む霊長類の中で、お父さんがいるのは人間だけなんです。猿やオランウータン、チンパンジーなどは、繁殖期にメスが複数のオスと交尾する為に、誰がお父さんか分からないのです。お母さんははっきりしていますが。

つまり、生物の歴史の中でお父さんが生まれてきたのはごくごく最近で、お母さんの歴史に比べたら、根無し草のようなものです。お父さんは結構威張っているけれど、お母さんの本来持っている迫力の前には、たじたじといったところでしょうか。

猿の社会と人間の社会の大きな違いは、公の場があるかどうかです。猿の場合には、自分の群れという私的な場は存在するのですが、公の場が存在しません。

人間の場合は公の場が存在するのです。人が成長して自立し、公の場に出ていくには、お父さんの働きが大切と言われますが、これは人間だけが公の場とお父さんを持っていることを考えると納得ができます。

そのお父さんの危機がやってきているのです。家庭におけるお父さんの存在が、最近は希薄になってきていると言われています。その結果、引きこもりや、出歩き人間、プチ家出などが社会現象として生まれてきているというのです。

なぜお父さんの存在が薄くなってきているのでしょうか。私はこのように思います。

お父さんとは社会の体現者であり、また、力の体現者です。ところがその社会や力が大きく変化してきているのです。かつてお父さんの力の要素であったもの、地位や権力、お金などが、今までのようには力のシンボルとならなくなっているのです。

力のシンボルが変わってきているので、従来の力の上に安定したお父さんの像を描くことは出来ません。

もっと簡単に言うと、お父さんが疲れているのです。イキイキしていないのです。これは、力の主軸が変わってきているからです。パワーシフトが起こっているのです。今までのようにいこうとしてもうまくいかない、かといって新しいお父さん像も描けない。

年頃の娘でもいようものなら、お父さんの家庭での存在感を保っていくのは至難の業です。かといって力で家族を従わせるということには、大きな反発があります。そのような関係性はもはや機能しません。

この問題は根の深いものです。お父さんはよっぽど気をつけなければ、なかなかイキイキと生きることが難しい時代に入ってきています。

これは、お父さんだけの問題ではありません。お父さんの役割が機能しなくなってくるということは、人類全体がサル化(サルに失礼ですが)するということでもあるからです。

私たちは新たに、力を見つめ直していくべき時が来ています。私たちにとって必要な力とはいったいなんなのか、これを考えていく必要があるのです。
# by yoji_iwata | 2005-01-17 23:25

ハウルの動く城 2
前回に引き続き、「ハウルの動く城」から膨らんできたイメージを書いてみたいと思います。

1. ハウルの闇

ハウルは孤児の元型を持っています。彼の生い立ちについては、ほとんど触れられていませんが、少年時代の彼には深い孤独を感じます。その孤独感は、寂しさや悲しさというよりは、凍りついた魂として表現されるようなものです。彼は、少年時代に、温かな魂を失うのです。それは、彼が成長した後にも、希薄な関係性という形で、彼の生活を特徴づけています。

少年時代に十分な愛を受けて来なかったことが、彼の内なる影を作り出します。扉の先の世界を決める4つの色の内の一つは黒です。これは彼の内面の世界を表しているのではないかと思います。この世界だけは、ハウル以外の誰もが入ることが出来ないのです。この孤独な世界の中にまで入って来れる人は誰もいません。これが、ハウルの2面性です。表面的な美しく明るい彼のもう1面は、暗く孤独なのです。

夜になると、彼のもう一つの側面がうごめき出します。彼は、その孤独な内面と一人で向かい合わなければなりません。その中で、彼はエネルギーを吸い取られていくばかりなのです。

2. カルシファー

カルシファーはおおよそ悪魔らしからぬ悪魔です。実際のところ、カルシファーを悪魔だとする特徴は、なんらありません。ただ、本人がそう言っているだけです。

カルシファーは、失われたハウルのハート、凍り付いたハウルのハートと考えられるでしょう。あるいは、誰にも頼ることの出来ないハウルは、自分の力のみを頼りとして生きてきたその象徴かもしれません。デーモンの語源であるギリシャ語のダイモーンは、守護霊あるいは魂という意味です。

物語はハウルが、その失われたハートを取り戻す流れでもあります。その為には、彼の内側の闇、──そこは他人が入っていくことの出来ないところなのですが──に愛が届く必要があるのです。

扉の色で、黒だけはハウルのみが出入りしているでしょう。あれがハウルの内なる闇です。最後のところで、ソフィーが入っていくのは、この黒の扉です。彼女だけがハウルの内面と深くつながることが出来たのです。

ハウルが美しい女性の心臓を食べるという噂は、ハウルに心を奪われた女性たちが、結局は彼の内側の闇と関係を作ることが出来ずに、心傷ついたまま終わってしまうところから生まれたのではないでしょうか。ハウルのハートは凍り付いています。彼との温かな関係は、期待出来ないのです。彼がハートを取り戻すまでは。

3. ソフィー

人は誰しも、その内面にいろいろな元型を持っています。ソフィーの内面の元型の一つ老賢者が、90歳のおばあさんであると考えられます。

ソフィーはそのままだと、自分でも好きだかどうか分からない帽子屋の仕事を続けているだけに終わっていたかもしれません。しかし、必要なときに、彼女の内面の老賢者が彼女を導き始めるのです。

90歳のソフィーによって、彼女は冒険を始め、彼女の人生を歩み始めるのです。90歳のソフィーが全ての物語に彼女を誘います。また、その智慧が、いろいろな場面で彼女を助けるのです。

ハウルが彼の魂を取り戻すことが、一つの流れであるのならば、ソフィーが内面にある智慧を統合することがもう一つの流れです。

最後の場面で、ソフィーの髪の毛の色は銀色のまま残っているでしょう。あれは、ソフィーがその智慧を自分自身に統合できた象徴と考えられます。内なる智慧を統合する為には、その声に従って歩み始めることが大切なのです。

4. ハウルのヒーリング

ヒーリングを必要としている部分は、いつも無意識の中に存在しています。だから、アドバイスや助言など、その人の表面的な部分に何かをしようとしてもそれは力を持ちません。

もっと深く、その人の存在にまで届くときに、それは力を持ち始めるのです。ソフィーの行なった素晴らしい仕事は、ハウルの少年時代──ハウルの無意識の世界──と関係を持つことが出来たということです。この仕事には、彼女の中の老賢者の力が必要だったと思います。男女間の愛より深い「コンパッション」こそが、それを可能にするのです。

ソフィーは、ハウルの内面の世界に入っていることが出来ました。今まで彼がたった一人きりだった世界に、彼女は入っていくことが出来たのです。彼の孤独が解け始めるのです。

ソフィーがハウルの心臓を戻す場面は、それら全ての象徴です。実際には彼女のやってきた全てのことは、凍り付いていたハウルの心臓を溶かすことでした。

また、そのプロセスの中で、ソフィーも自分の中にある智慧を、自らのものとして統合していくことが出来たのです。
# by yoji_iwata | 2005-01-15 15:07

ルートチャクラ
第1チャクラのことをルートチャクラとも言います。ルートとは根っこ。私たちの根っこになるのが、第1チャクラなのです。

家、毎日の食事、生活の為の仕事などは、第1チャクラに関わるものです。また、食事を作ること、部屋の片付けをすること、洗濯をすることなどは、全て第1チャクラをエンパワーすることにつながります。エンパワーとはエネルギーを与えるということ。

ですから、掃除、洗濯、3度の食事という家事は、その家の第1チャクラにエネルギーを与える、極めて神聖な働きでもあるのです。残念ながら、多くの場合それはあまり意識されず、単なる義務と仕事になっているのですが。

なにか新しいことをやりたいと思う時、第1チャクラのエネルギーをうんと頂くといい。それは、掃除をして、洗濯をして、太陽の日を取り込み、風を入れ替え、心のこもった食事を作ることによって可能です。そのようにして作られた場は、エネルギーが高まっているのです。

これら目に見える形のエネルギーの他に、自分の属している何らかの集まりの中にも第1チャクラのエネルギーがあります。「類は類を呼ぶ」というでしょう。それは、ある特定のエネルギーパターンに共鳴する人たちが集まってくるからです。例えば会社の社風。それは、第1チャクラのエネルギーを感じているのです。

それらの中でも、最も大きな影響を与えるもの、それが家族です。

私たちのものの見方、考え方の中には、その家族の第1チャクラが色濃く反映されています。私たちにとって大切な仕事の一つは、それらのエネルギー中で、恐れや不安、そして誤解から生まれているものを見つめ直し、そこからエネルギーを取り戻すことです。

私たちは無意識であればあるほど、ネガティブなエネルギーの影響を受けます。あるいは、周りの影響を受けるのです。

ロミオとジュリエットは強烈に惹かれ合うのですが、彼らの属している第1チャクラがそれを許しません。けれど、これはロミオとジュリエットの中の無意識性が、その影響力を強めているとも考えられます。

意識的になることは、否定したり、関係を絶つことではありません。むしろ、色々な影の部分があったとしても、簡単に関係をあきらめず、また自分も殺さず、やっていくことです。その中で、ようやく何かが生まれてくるのです。

第1チャクラの中には、生かされてここにあるとの実感があります。それは、私たちが生きていく上で物理的に、霊的に欠かすことのできないものです。ここからいただく栄養によって、私たちは生き生きと生きることが出来るのです。
# by yoji_iwata | 2005-01-13 09:17

ハウルの動く城
ハウルの動く城を見に行ってきました。この映画も、他の宮崎さんの作品と同じように、現代に生きる私たちが抱えている問題を映し出しているように思えました。

ハウルは孤児の元型を持った魔法使いです。いわゆる家族の温かさの中で育ったわけではなく、小さい頃から一人だったのでしょう。ですから、外から見たハウルは美しく立派でも、その内面には成長していない子供が潜んでいます。

髪の毛の色のことで怒るハウルは、まさに子供のかんしゃくです。家の中は散らかし放題。いつもな何かに怯え、部屋の中はお守りだらけ。それは、自分の不安・恐れから自分を守る城です。また、夜な夜などこかにふらっと出かける彼は、現代の「出歩き族」のようです。

人間にとって関係性というのは、生きていく上で欠かすことのできないものです。現代は、この関係性をもつことが大変難しくなってきていると思います。それは、今まであった、「家」がなくなっているからです。

「家」がなくなってきているということは、私たち誰もが孤児の元型を抱えているということです。建物としての家はある。しかし、「家」がもやは関係性を育む器として、機能していないのです。

それではどうすれば良いのでしょうか?今までの「家」に戻ることでしょうか?

今私たちに問われているのは、新しい「家」を作ることではないでしょうか。いま「家」がなくなっているのは、必ずしも悪いことではなくて、新しい「家」が生まれようとしているとも考えられます。しかしながら、もしこのことをしっかりと意識していないのであれば、私たちは何か大切なものを失っていることに、ある時愕然とするでしょう。

今までの家は、意識せずともそこにありました。しかし、これからの家は、意識することによってしか作られていかないのです。

ハウルの動く城は、新しい「家」の場面で終わっています。城から家へと変わったのです。この「家族」に、血縁関係はありません。これは、血縁関係によって代表される今までの「家」ではなく、意識的に関係の作られた、新しい「家」を表しているように思えます。

私たちは、つながりが必要なのです。つながりの希薄な現代は、病んでいる状態です。意識的につながりを作り上げていくとき、私たちは癒されるのです。

今年からブログを始めます。ここからまた、新しいつながりが生まれればと願っています。
# by yoji_iwata | 2005-01-12 15:45

明けまして、おめでとうございます
今年から、ブログも発信していきたいと思います。行動科学研究所でのいろいろな学びを、また日々感じたことを、メルマガよりもっと気楽に書き込んでいきたいです。

宜しくお願いいたします。
# by yoji_iwata | 2005-01-12 15:03


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